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令和8年度一般会計予算への賛成討論
会派・ぜんしんは、令和8年度西宮市一般会計予算に賛成します。以下、理由を申し述べます。
私たちはこれまで、石井市長の市政運営に、極めて厳しい姿勢で向き合ってまいりました。市長就任以来、7年続けて実質的な赤字を計上し、この度の財政危機を招いた責任は極めて重大と考えているからです。人事・給与制度の改革や公共施設の総量縮減といった取り組みは不十分で、多くの課題を先送りにしてきたのが石井市政です。その影響は、学校施設等における老朽化対策の遅れや各種事業の廃止・縮小など、市民の暮らしに大きく及んでいます。予算案への賛成は、石井市政への信任を意味しません。
昨年、私たちは行政改革に対する取り組み姿勢の甘さを主な理由とし、令和7年度一般会計予算に反対しました。昨年3月定例会で修正案が可決された、行政職給料表の改正をふまえて、他の職種の給料表も見直しが行われるなど、この1年間で一定、進捗した取り組みもあります。とはいえ、市長ならびに市当局の、行政改革に対する根本的な取り組み姿勢については、依然として強く問題を感じています。
一方で、今回の予算案は、市長選挙を目前に控えた、いわゆる骨格予算です。市長自身が「骨太・骨格予算」という表現を用いたように、骨格予算にしては規模が大きいのではないか。新規・拡充施策が多いのではないか。という見方もあります。しかしながら、今回の新規・拡充施策を一つずつ確認していくと、当初予算に盛り込む必要性や妥当性を一定、認めざるを得ない取り組みばかりです。例えば、市立中央病院の閉院に伴う退職金は、必ず支払わなければならないものです。西宮浜義務教育学校における給食室の一元化は、工事費用がかかるものの、2つある給食室を統合して効率化を図る、「コスト削減のための投資」です。予算案を否決すれば、それらの施策は実施できなくなる、もしくは補正予算成立後の実施となり、時期が大きく後ろ倒しとなります。校内サポートルームを週1日から週5日に拡充する施策も、2学期からの実施となってしまえば、不登校児童・生徒が増加するゴールデンウィーク明けの時期に対応することはできません。市民生活への悪影響は、必ず避けなければならないと考えます。
また、昨年は定例会で予算案を否決した後、翌週に臨時会が開催され、そこに上程された修正後の予算案に賛成し、年度内の予算成立を実現することができました。しかし本年は、この週末からすぐに市長選挙期間に突入するため、事実上、予算案の修正作業と臨時会の開催を、年度内に行うことは不可能です。年度内に予算が成立しなかった場合には、一定期間の暫定予算が編成されると考えられますが、その際に支出できるのは必要最低限の経費であり、あらゆる施策の推進が困難となります。
これらの状況をふまえ、石井市政を信任するかどうかにかかわらず、市民のために、予算案は可決されるべきと判断しました。以上、申し上げ、会派・ぜんしんの賛成討論とします。